ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)サービス

PwC独自のデジタルトランスフォーメーションスキームとビジネスフローの分析・改善法を活用し、財務会計から事務、人的資源、販売統合、生産管理、バックオフィス管理など様々な分野に対し、企業向けの最適なRPAソリューションを提案し、企業の運営コストの低減、フローの効率向上、作業時間の短縮、リスク誘発要因のコントロール、ミス発生頻度の減少およびカスタマーエクスペリエンスの向上を支援します。

クライアント事例 ① 金融業

会社紹介

台湾の有名企業であり、アジア、ヨーロッパおよびアメリカで金融関連業務を行っており、業界のリーディングカンパニーである。

# RPAにまかせれば、作業がスピーディーで的確
# 60分かかる作業が10分に
# 作業が迅速で的確なロボット従業員
# RPAで企業価値向上

企業が直面した課題

  • 与信調査を行う際に、機能コードが異なる2つのシステムを使わなくてはならないため、従業員は複雑なコードを覚えなくてはならないほか、2つのインターフェースを使いこなす必要があり、時間がかかるし、ミスも発生しやすい。
  • 与信調査を行う際、使いにくい社外のウェブサイトを3つ使わなくてはならず、上司に提出する資料も、ウェブサイトによってフォーマットが異なるため、従業員は時間を費やして上司が要求するフォーマットに作成し直さなければならない。
  • 8時間の勤務時間中に、特定のソフトウェアからすぐに対応しなければならない政府の公文書が送られてくるが、従業員は他の作業を行っていて対応を忘れてしまうことがよくある。
  • 毎日5時までに網羅的かつ複雑な政府公文書を作成し、関連部門から受領サインをもらい、受け取ったことを確認しなくてはならない。

PwC台湾のソリューション

  • 顧客の悩みを聞き、理解した上で、普段の作業フローをデモンストレーションしてもらい、PwCのRPAコンサルタントがステップごとに実行しなくてはならない作業を記録し、フローをどのように標準化するかについて顧客とディスカッションを重ねてから、RPAソリューションを提案しました。
  • 標準化および最適化のみならず、ステップごとの意味合いを詳細に確認し、不要なステップを発見または確認した場合には、ステップの削除を提案し、最後に全てのフローを整理し、テーラーメードした新しい標準作業フローを理解いただきました。
  • レポートのフォーマットを統一し、そのメリット(例えば、読みやすさが向上し、作業時間が低減するなど)について各部門の責任者に理解いただきました。
  • RPAの作業フローに実際に参加していただくほか、今後RPA導入が必要と考えられる作業フローに関してブレインストーミングを行いました。

企業が得られた効果・利益

  • UiPath社のRPAを使用後、システムごとに異なる機能コードのため作業がしにくいことがなくなり、ロボットが的確に全てのコードを入力するので、作業時間が65%低減できました。
  • ウェブサイトから取得した資料からレポートに入力された資料まで、手入力の資料に間違いがなければロボットは全ての資料を的確に処理することが可能。
  • 時間がかかる、価値の低い作業に対応する必要がなくなり、その低減できた労力と時間を研修や従業員自身のバリューを高めるために使うことができ、同時に会社の競争力向上にもつながりました。
  • 標準化された作業フローとフォーマットによって一貫性のある基準が生まれ、上司と従業員がよりスムーズにコミュニケーションができるようになり、不要な誤解を減らすことができました。
  • 作業時間とミスの減少により、顧客満足度が大きく向上し、会社のブランド価値上昇にもつながりました。

クライアント事例 ② 小売業の多国籍企業

会社紹介

アメリカ小売業の販売代理店であり、拠点はアメリカ各州、欧米とアジアを跨ぐクロスボーダーな経営を行っており、売上規模は100億以上の国際的な小売業者である。

# ロボットに仕事をまかせるとこんなにも楽とは
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企業が直面した課題

  • 各国の市場に進出するため、四半期ごとの見本市に出展し新商品を発表することが、既存の現地競合ブランドに対抗するための必要不可欠なマーケティング活動となっている。しかし、既存の従業員のマンパワーでは、世界各国からの製品が重荷となり、毎月1万種類の製品規格をプロモーションするのは困難だった。
  • 日々数百万ユーロ相当の返品処理に対し、返品の追跡、外部委託倉庫との調整、国際間の集荷手配を効果的に行えず、数千万ユーロ相当の物品損失と作業の無駄が生じた。
  • クレーム処理に数週間もかかり、タイムリーな対応ができないため注文を逃し、ブランドイメージにも悪影響を与えている。

PwC台湾のソリューション

  • 毎月世界5大陸からの新製品規格の受理と整理の作業フローをPwCの専門家が整理および再構築し、RPAを活用して一元的に整理・計算し、データベースを更新しました。これによって、従来20人で2ヶ月かかっていた受理・整理・検証作業が4時間に短縮できました。
  • RPAを通じて外部委託の各倉庫、社内の在庫システム、フロントエンドの返品システムを自動的にモニタリングし、リアルタイムなモニタリングとタイムリーな既存資源の調達が可能となり、二重作業や二重製造による損失を80%低減できました。
  • 世界各地からの顧客意見やニーズをRPAが自動的に受理、収集、罰金の計算、整理を行った後、システムにファイリングし、必要に応じて日・週・月単位で、サプライチェーンおよび出荷センターをモニタリングできるようにしました。

企業が得られた効果・利益

  • 作業フローの自動化によって、16,000時間もの作業時間を低減できたほか、RPAの持つフレキシビリティおよび迅速さによって、新しい製品が絶え間なく発売され膨大な製品規格があっても、RPAは簡単に拡充しデータベースに入れることが可能になり、これを今後の研究開発のための製品規格データベースとすることも可能となりました。
  • プラットフォーム統合の優位性を持つRPAを活用して、外部委託の倉庫業者、社内システムおよび異なる各国の返品システムをシームレスに統合し、外部委託業者のシステムにある情報をもっとも簡単な方法で社内システムに統合したことによって、二重作業・二重製造による損失を80%低減できたほか、情報の正確率を99%まで上げることができました。
  • 自動化された作業フローによって、従来数週間かかっていたクレーム処理を日単位に短縮できるようになりました。RPAがサプライチェーンおよび出荷センターのクレーム案件のタイムリーな追跡とフィードバックを行うことで、物流ロスを軽減できたほか、企業イメージおよび顧客ロイヤルティ向上につながりました。
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