スタートアップ

現状

素晴らしいコア技術を開発した、あるいは消費行為を変えるような斬新な構想があるものの、実現可能なビジネスモデル、十分な資金や各種支援がなく、技術や構想を次のステップへ進めることができない。

直面している挑戦

起業資金および技術価値-限りのある資金で有利な持株比率を確保
  • 共同創業者、経営陣、今後の投資家の持株構成をどのようにすべきか。
  • 起業チームの持株比率はどの程度を確保すべきか。十分な持株比率を取得できる資金がない場合はどうするべきか。
  • どんなタイミングでどのような属性の投資家からどれ位の資金を募集すべきか。
  • ベンチャー企業を探したい。企業価値をどのように評価すべきか。外部資金調達で留意すべき点は何か。
  • 初期は会社規模が小さいので、外部委託できる機能は何か。内部統制制度をいつ頃から確立すべきか。
  • 中国が起業・スタートアップを意欲的に奨励し、入居者への補助金や潜在市場で業務提携のチャンスを提供しているが、申請するべきか。適切なタイミング、方法、留意すべき点はないか。
どのようにより多くの時間と人材を獲得し複雑な課題を解決していくべきか

スタートアップにとって、時間と人材は常に足りない。製品とサービス開発と同時に人材雇用・管理、運営計画、サプライチェーン、潜在顧客など様々な課題も解決しなくてはならない。自社で対応すべきことは何か。アウトソーシングできることは何か。従来見落としていたことはないか。自らの力だけで盲目的に試みるより、実績のある協力者を見つけたほうがいい。


スタートアップの資金調達ロードマップ
  1. 題目選び
  2. ビジネスモデル
  3. 自己資金
  4. 経営陣
  5. 研究開発スケジュール
  6. 財務予測
  7. 企業価値評価
  8. 株式構成

投資家の種類および属性

1. エンジェル投資家

  • 投資目標:起業の支持
  • 投資ラウンド:立ち上げ期/早期
  • 投資金額:比較的小さい
  • 投資リスク:高い
  • 期待投資収益率:NA
  • 経営権:不参画

2. 戦略的投資家

  • 投資目標:運営戦略/シナジー
  • 投資ラウンド:いずれのステージも可能性あり
  • 投資金額:状況による
  • 投資リスク:中~高
  • 期待投資収益率:財務上および非財務上のシナジー
  • 経営権:意思決定に参画/取締役派遣

3. ベンチャーキャピタル/財務的投資家

  • 投資目標:収益
  • 投資ラウンド:早期/拡大期
  • 投資金額:比較的大きい
  • 投資リスク:中
  • 期待投資収益率:高い
  • 経営権:取締役派遣

4. クラウドファンディング/ベンチャーボード

  • 投資目標:起業初期のスタートアップおよび発展のための資金
  • 投資ラウンド:立ち上げ期/早期
  • 投資金額:比較的小さい
  • 投資収益期:長い
  • 投資リスク:高い
  • 経営権:なし

PwCが協力できること

PwC台湾にはスタートアップ起業を支援してきた豊富な実績を持っており、スタートアップエコシステムから集結した資源を活用して、スタートアップ企業のそれぞれの条件や段階に応じて、厳密な支援計画を策定します。段階別のニーズに合わせてスタートアップに必要な資源を運用し、現状分析、運営計画の調整を行うことで、資金調達の成功率を上げ、企業の模索に費やす時間とコストを低減します。

スタートアップ段階に考えなくてはならない10のこと

01 どのようなタイプの投資家を探せばいいのか。どのようなタイプの投資家が会社に適しているのか。資金のほかに、必要なサポートを提供してもらえるのかどうか。
02

事業計画書、財務予測をどのように作成すればいいのか。

03 企業価値、技術価値をどのように評価すべきか。
04

株主構成、技術株をどのように計画すればいいのか。

 

05 海外に会社を設立すべきか。直接または間接的に株式を保有すべきか。
06 チームメンバーおよびコンサルタントへの報酬をどのように支給すべきか。
07 経営権をどのように確保すべきか。
08 どのように技術移転ロイヤルティについて協議すべきか。
09

政府からの補助金をどのように申請するか。

 

10 どのように競争のハードルを上げられるか。パテントの申請および保護の仕組みは?