企業は創業、成長と成熟段階を経て、売上および利益が安定的に成長を続ける中で、株式の新規公開により資本市場に参加するかを検討しますが、この重大な決定は現在の企業運営の方法を根本的変えます。資本市場への参加は資金調達と企業の知名度向上に役立つ一方で、企業はより多くなるコンプライアンスの課題に直面し、公衆の監督を受けることを意味します。
国際資本市場が活発化する中で、上場する市場を決める際、企業は本社所在国の証券取引市場を以外に、国際的に有名な証券取引市場を選択したり、あるいはその両方に上場することが考えられます。上場先の選択は極めて重要で、会社の公募価格にも、投資家との関係および将来の運営戦略にも影響を及ぼします。
PwC台湾は台湾企業の文化および台湾におけるIPOの課題を熟知しているだけではなく、PwCのグローバルネットワークを活用した海外市場での上場支援の経験も豊富で、各国の会計基準、上場関連法令に精通している専門スタッフが多数在籍しており、台湾でグローバル資本市場関連サービスのすべてのプロセスを完了できるサービスチームを擁し、迅速に有効な解決策を提供し、企業の上場および資金調達を円滑化することにより、企業資本のグローバル化の達成を支援いたします。
上場を決めた場合、速やかにプロジェクトチームを立ち上げ、上場準備のプロセスを策定します。典型的な準備・評価作業は以下の通りです。
業績評価および「エクイティストーリー(投資家への合理的な説明)」の検討
上場の主な条件を満たすか否か、上場の障害になりうる事項に対する対応策
持株構造の再編成
企業価値評価に影響を与える主なバリュードライバーおよびリスクドライバーの確認
コンプライアンス、内部統制制度およびコーポレートガバナンスの整備状況の評価
最適な主幹事証券会社の選定
会計監査の実施
会社とPwC両者メンバーで構成されるIPOプロジェクトチームを編成、IPOの各作業の管理をサポート
内部統制制度およびコーポレートガバナンスの関連施策の有効性の評価をサポート、改善のアドバイスを提供
株主構成および資本形成の戦略的アドバイスを提供、会社および株主の税負担への影響の評価をサポート
上場準備に関するコンサルティングを提供
会計コンサルティングサービスを提供
上場に成功した後は、会社は上場前より厳格な社会の監督を受け、株主数および分布も広がり、同時により多くのリスクおよび義務に直面し、それらを管理しなければなりません。会社の体制に不備、または何か法制度に違反する行為があれば、投資家の信用を失いかねません。さらに会社の名誉が損なわれ、会社と個人に重大な経済損失をもたらす可能性があり、社会の会社に対する見方も様々な形でその株式価値に影響を及ぼします。
財務諸表監査およびその他の管轄官庁の要求事項に対するコンサルティングを提供
市場の期待に応える方法の理解、市場トレンドの分析をサポート
上場会社として必要な財務管理システムおよびプロセスの最適化をサポート
コーポレートガバナンス、財務情報の透明性向上、内部統制および投資家との関係管理の最適化
上場会社に必要な考え方および新しい要求事項に対する従業員の研修を実施
クロスボーダーM&Aなどの資本市場に関するコンサルティング
適切な税務ガバナンスの構築をサポート